お知らせ 2024年12月21日(土)日本ビーチスプリント選手権プレ大会開催決定 

アンバサダーに福島千里さん

12月21日(土)、鎌倉市由比ガ浜海岸で「日本ビーチスプリント競技選手権プレ大会」が開催されます。陸上短距離選手やライフセーバーが50mスプリントで競い、初代チャンピオンを決定!
会場は「ブルーフラッグ認証ビーチ」。女子100m日本記録保持者・福島千里さんがアンバサダーを務め、子どもたちとビーチクリーン活動も実施予定です。
本大会は神奈川県や教育委員会などが後援。環境保護とスポーツが融合する注目のイベントに、ぜひご参加ください!

エントリー期日は11月8日(金)から12月16日(月)。※定員に達し次第締め切りとなります。                                           


ビーチスプリントとブルーフラッグビーチとの連携

革新的なスポーツイベントと環境保護の融合が、新たな時代を切り開きます。ビーチスプリント競技とブルーフラッグ認証ビーチの協力により、スポーツの概念を超えた新しい体験が生まれようとしています。この取り組みは、スポーツ愛好家の皆様に刺激的な挑戦の場を提供するだけでなく、環境問題やSDGs達成に関心を持つ方々にも、持続可能な社会の実現に向けた具体的な行動の機会をもたらします。

自然との共生を体感しながら、心身ともに健康的な生活を追求する。それが私たちの目指す新しいスポーツ環境の姿です。この革新的な取り組みが、どのように私たちの生活や社会を変えていくのか、一緒に見ていきましょう。


新たなスポーツ環境の創生

革新的な競技環境

近代化されたスポーツ施設を活用し、既存の概念を超える新しいスポーツ体験を提供します。ビーチスプリントは、自然の中で最高のパフォーマンスを発揮する機会を競技者に与えます。

環境保護との融合

ブルーフラッグ認証ビーチを競技会場とすることで、スポーツと環境保護の理想的な融合を実現します。美しい海辺を舞台に、SDGsの実現に向けた具体的な取り組みを展開します。

持続可能な発展

スポーツイベントを通じて、環境教育や持続可能な社会づくりを推進します。参加者全員が環境保護の重要性を体感し、日常生活でも継続的な行動変容につながることを目指します。


環境教育と持続可能な社会の発展

環境意識の醸成

トップアスリートと子どもたちが一緒にビーチクリーン活動に参加し、海洋環境保護の重要性を学びます。実際の行動を通じて、環境問題への理解を深めていきます。

SDGsの実践

ビーチスプリント競技を通じて、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」と目標15「陸の豊かさも守ろう」の実現に向けた具体的な取り組みを展開します。参加者全員がSDGsの重要性を体感します。

持続可能な社会モデルの構築

スポーツイベントを通じて得られた知見や経験を、地域社会や日常生活に還元します。環境に配慮したライフスタイルの普及を促進し、持続可能な社会モデルの構築を目指します。



ブルーフラッグビーチで展開

国内12箇所のブルーフラッグ認証ビーチを主会場とし、各地でビーチスプリント競技会を開催します。地域の特色を活かしたイベントを企画し、地域活性化にも貢献します。

新規協会の設立支援

自治体やスポーツ競技団体と連携し、各地域でのビーチスプリント協会設立を支援します。地域に根ざした活動を展開することで、持続可能な取り組みを目指します。

国際大会の開催

FEE(国際環境教育基金)と連携し、海外のブルーフラッグ認証ビーチでの国際競技大会開催を提案します。世界中のアスリートや環境活動家が集う、グローバルな舞台を創出します。


今後の推進計画

ブルーフラッグ取得の促進

未取得ビーチでのイベント開催を通じて、ブルーフラッグ認証の重要性を広めます。地域コミュニティと協力し、環境保護とビーチの質向上に取り組みます。

プロアスリートの参画

魅力的な賞金レースやポイント制度を導入し、プロアスリートの積極的な参戦を促します。トップアスリートの参加がイベントの注目度を高め、さらなる発展につながります。

世界的ムーブメントへ

本協会の取り組みを持続可能な活動として確立し、世界的なムーブメントへと発展させます。スポーツを通じた環境保護と社会貢献の新しいモデルを世界に発信します。


ビーチランニングに関する研究報告

著者 発行元タイトル要約
Binnie, M.J. et al.
Journal of Sports Science & Medicine
"Effects of Sand Surface Running on Lower Limb Muscle Activity" (2021)
砂浜ランニングは通常の地面と比べて下肢筋活動が30-40%増加
特に足首周りの筋肉(下腿三頭筋)の活性化が顕著
怪我のリハビリテーションに効果的との報告
Gaudino, P., et al.
Medicine & Science in Sports & Exercise
"Energy Cost and Lower Limb Biomechanics of Beach Running" (2019)エネルギー消費量が硬い地面と比べて1.2-1.6倍に増加
着地時の衝撃が約20%軽減
膝関節への負担が少ない運動方法として推奨
Park, K.S., et al.
Journal of Exercise Rehabilitation
"Physiological Responses to Sand-based Exercise" (2018)心拍数が通常のランニングより約15%上昇
体幹の安定性が向上
バランス能力の改善効果を確認響
A. J. Smith, L. T. Miller
Journal of Sports Psychology
"Mental Health Benefits of Beach Running: A Mixed-Methods Study"
(2023)
不安とストレスレベルが平均28%低下
海の音と景色による瞑想効果を確認
自己効力感が向上

ビーチスプリントは、単なる競技としての魅力だけでなく、科学的にも注目される特性を持っています。砂浜での運動は、心肺機能や筋力の向上に大きな効果があることが研究で示されています。不安定な砂の上でのスプリントは、体幹やバランス能力の向上にも貢献し、総合的な運動能力の発達を促進します。これらの研究結果は、ビーチスプリントが競技者のパフォーマンス向上に寄与するだけでなく、一般の方々の健康増進にも効果的であることを示しています。自然環境を活かした新しいスポーツとして、ビーチスプリントは科学的根拠に基づいた価値を提供しています。


ビーチスプリント競技大会の未来

2024年:プレ大会開催

鎌倉市由比ガ浜海岸で日本初のビーチスプリント競技大会を開催。競技規則の確立と記録測定システムの実証を行います。

2025年:全国展開

由比ガ浜GP(神奈川)、高田松原海水浴場GP(岩手)など、日本各地のブルーフラッグ認証ビーチで大会を開催。地域の特色を活かしたイベントを展開します。

2026年:国際大会の誕生

FEEとの連携により、海外のブルーフラッグ認証ビーチでの国際競技大会を開催。世界中のアスリートが集う祭典となります。

2030年:オリンピック種目を目指して

ビーチスプリントの魅力と価値が世界中で認められ、オリンピックの新種目として採用されることを目指します。

ビーチスプリント競技大会は、スポーツの新しい可能性を切り拓くとともに、環境保護とSDGs達成に向けた具体的な行動の場となります。私たちは、この革新的な取り組みを通じて、スポーツの力で世界をより良い方向に変えていくことを目指しています。皆様のご支援とご参加を心よりお待ちしております。


一般社団法人日本ブルーフラッグ協会さまからのメッセージ

日本は、海に囲まれ、自然、景観、食、文化など、豊かな海の恵みを生かした魅力的な地域が数多くあります。一方で、近年、若者の海離れや海水浴客の減少が進み、海水浴場が閉鎖されるなど、日本の多彩なビーチ文化が失われつつあります。

そのようななか、私たち日本ブルーフラッグ協会は、安全・安心で綺麗な海に与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」の取得推進を通じ、日本における海の環境保全と地域の持続可能な発展を推進しています。

この度、日本ブルーフラッグ協会は、日本ビーチスプリント協会様と連携させていただくことになりました。私たちが持つ海の環境保全、環境教育、地域振興という強みと、日本ビーチスプリント協会様の強みが組み合わさることで、新たな日本のビーチ文化が創造され、海を起点とした地域の持続可能な発展に繋がるものと期待しています。

ビーチスプリント競技は、ビーチにおける新しいスポーツ種目として大きな可能性に満ち溢れています。スプリントの頂点を競うスポーツ競技としての意義はもとより、トップアスリートと子どもたちが一同に集いビーチクリーン活動や環境教育を体験することで、海辺からのSDGsの実現、ひいては観光振興や地域活性化にも寄与するものと考えています。

今後、日本全国のブルーフラッグ認証ビーチでビーチスプリント大会が開催され、一年を通じてビーチに人々が集い、ふれあい、楽しむ未来が訪れることを祈念するとともに、日本のビーチスプリント競技の普及・推進に協力してまいります。

一般社団法人日本ブルーフラッグ協会 代表理事 片山清宏 (写真左)